『軽巡洋艦「神通」慰霊顕彰祭 -発見奉告の儀-』斎行について

鉛筆艦船画家の菅野泰紀様より奉納された軽巡洋艦「神通」(『沈没75年 慰霊顕彰祭』に際して 平成30年7月15日奉納)

大東亜戦争中、最前線で戦い続けた軽巡洋艦「神通」の沈没より75年を迎えた昨年、貴艦の戦歴を顕彰し、関係戦没物故者を慰霊するための「慰霊顕彰祭」を初めて執り行いました。各位にご参列賜り、恙無く斎行出来得ましたこと、御礼申し上げます。

さて、本年4月26日、米マイクロソフトの共同創業者である故ポール・アレン氏の調査チームが軽巡洋艦「神通」をソロモン諸島西部州クラ湾の海底900メートルで発見したことを公表されました。多くが謎に包まれた神通だけに発見は極めて困難なことと思われておりましたが、皆様と共に捧げた慰霊顕彰の思いが届いたものと望外の喜びを感じております。

当神社では、『神通慰霊顕彰祭』を毎年の恒例祭儀として斎行し、5年に1度は「周年祭」を執り行うことを決しておりましたが、今回の一報を受けて、〝軽巡洋艦「神通」発見〟の旨を7月14日の祭典で神社大前に奉告申し上げます。祭典には、どなたでもご参列いただけますので、どうぞお参りください。

また、「帝国海軍軍艦慰霊顕彰会」(久野潤会長)と射水神社では、引き続き、「神通」元乗組員・戦没物故者御遺族の方はじめ、関係の写真・史料の新たな情報提供を広く求めると共に、さらなる慰霊顕彰につとめ、後世へと〝平和の祈り〟をつなげていきたいと存じます。どんなに些細なことでも、是非ご一報をお寄せください。

 

  令和元年7月吉日

越中総鎮守一宮 射水神社 宮司 松本 正昭

帝国海軍軍艦慰霊顕彰会 会長 久野  潤

 

・日時  令和元年714日(午前11時より

『慰霊顕彰祭 並びに 発見奉告の儀』神社参集殿 待合[大鳥居脇 正面玄関よりお入りください]

 

・協力  帝国海軍軍艦慰霊顕彰会(Facebookにグループページあり)

 

附記 軽巡洋艦「神通」には、同艦の守護神として、当神社の御祭神の分霊を奉斎されていたことが、歴史学者・久野潤氏による平成27年の調査・研究で明らかとなりました。

 

軽巡洋艦「神通」情報提供 窓口・お問合せ 0766(223104